複数ページからなるPDFファイルの各ページの下に、単一ページのPDFファイルを書式として重ねていくコネクタです。
昨今、請求書等の電子配信が一般化しており、様々な帳票をPDFファイルとして送信する機会が増えました。請求書発行は紙出力のみというシステムもあると思われますが、この場合は会社ロゴや角印などを2色刷り程度で印刷した専用紙を独自にデザインして購入し、この専用紙にシステムから明細を白黒出力することになるものもあります。
このようなシステムから出力する請求書をPDF化するには、最もアナログな方法は、上述の専用紙に出力したものをカラースキャンしてPDF化するものです。この方法で作られていると思われる請求書PDFを受け取ることは多いのですが、さすがに時代錯誤を感じます。
システムを刷新する際には、それ自体からカラーPDF化された請求書を出力するようにすべきですが、それまでの繋ぎで請求書PDFを作るにはこのコネクタが役立つ場合があると思います。
Pythonを用い、pypdfというライブラリの機能を用いてPDFを重ね合わせています。Pythonは使用するライブラリに応じて仮想環境を構築するのが一般的と思います。決して難しいものではありませんが、経験がなければさすがに煩わしいはずなので、pyinstallerというライブラリでWindowsの実行ファイルにまとめ、コネクタ化しました。